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仕事ができる人って何が違う?実は小さな習慣だった

みなさんの職場には、「この人、本当に仕事ができるな……」と思わず見惚れてしまうような憧れの先輩や同僚はいますか?トラブルが起きても涼しい顔で解決し、いつも定時にスマートに帰っていく。そんな姿を見るたびに、なんだか自分がすごく平凡に思えて、少し落ち込んでしまうことってありますよね。

かつて私も、仕事の要領が悪くて毎日残業ばかりしていた頃、優秀な同期と自分を比べては「あの人は生まれつき頭の出来が違うんだ」「自分にはビジネスの才能がないんだ」と、諦め半分の劣等感を抱えていました。できる人と自分の間には、超えられない高い壁があるように見えていたんです。

「仕事ができるようになるには、特別な才能や天才的な頭脳が必要なのだろうか」

でも、転職を経験していくつもの職場でたくさんの「優秀な人」を間近で観察してきた今、はっきりと気づいたことがあります。彼らは決して、私たちがひっくり返るような魔法を使っているわけではありません。実は、誰にでもできるような本当に小さな習慣を、当たり前に積み重ねているだけだったのです。今回は、今日から真似できる「仕事ができる人の小さな秘密」について、一緒に紐解いていきましょう。

1. 優秀な人が無意識にやっている、驚くほど地味な習慣

彼らがスマートに見えるのは、仕事の進め方の「基本のキ」を、徹底的に自分の型にしているからです。代表的な習慣を2つご紹介します。

「着手する前」に、終わりのゴールを相手とすり合わせる

仕事が早い人は、頼まれたタスクをすぐに始めません。まず「この資料の完成度はどのくらいを求めていますか?」「誰に見せるものですか?」と、依頼主にゴールを確認します。最初に向きを確認することで、的外れな努力による手戻りをゼロにしているのです。100点満点の資料を時間をかけて作るより、60点の段階で一度確認を挟む。このコミュニケーションの早さこそが安心感を生んでいます。

すべてのタスクを「スケジュール帳」に秒で落とし込む

仕事ができる人は、自分の記憶力をまったく信用していません。「あとでやろう」と思いついたタスクや、メールで頼まれた案件は、その場で手帳やGoogleカレンダーに『作業時間』として枠を確保してしまいます。脳のメモリを「タスクを覚えておくこと」に使わず、「目の前の仕事を処理すること」だけに集中させているから、常に頭が冴えているのです。

2. 現実は甘くない。習慣を変えても「すぐにはヒーローになれない」リアル

こうした習慣の話を聞くと、「よし、明日から実践して一気にデキる男・デキる女になるぞ!」とモチベーションが湧いてきますよね。でも、ここで少し現実的なお話もさせてください。これらの習慣を始めたからといって、明日から急に職場の評価が爆上がりするわけではないというリアルがあります。

仕事の習慣というのは、筋トレと同じです。1日だけスクワットをしても筋肉がつかないのと同じで、1日だけレスポンスを早くしたり、メモを取ったりしても、周囲からの信頼貯金はすぐには貯まりません。最初のうちは、慣れないやり方に逆に時間がかかってしまったり、地味な作業の連続に「本当にこれ、意味があるのかな……」と嫌気がさしてしまうこともあるはずです。

ビジネスの現実は、劇的な大逆転ドラマのようには進みません。それでも、めげずに淡々と3ヶ月、半年と続けていくうちに、周囲から「最近、〇〇さんに頼むと安心だな」「仕事がスムーズに進むな」という信頼の声が、じわじわと形になって返ってくるようになるのです。

3. 才能のせいにして諦めるのは、もったいない

もし今、あなたが職場で思うような成果が出せずに悩んでいたとしても、自分の「能力」や「性格」を責める必要は一切ありません。

  • 仕事が遅いのは、あなたの頭の回転が遅いからではなく、ゴールのすり合わせ方を知らないだけかもしれません。
  • ミスが多いのは、あなたの注意力が足りないからではなく、タスクを脳内に溜め込みすぎているだけかもしれません。

仕事のスキルの大半は、才能ではなく「技術と習慣」でカバーできるものです。今の職場で「どうしても上手くいかない」と心が折れそうなら、まずは明日、出社してからメールをチェックする前に「今日絶対にやることを3つ付箋に書く」といった、一番小さなステップから始めてみませんか?

それでも、もし今の職場の仕組み自体がガチガチで、どんなに工夫しても空回りしてしまうなら、それはあなたの習慣の問題ではなく、組織のシステムとの相性が悪いサインです。自分を変える努力をしながらも、あなたの努力が正当に実を結ぶ「別のステージ」があるかもしれないという選択肢を、心の片隅にいつも持っていてくださいね。