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“安定した仕事”の意味が変わってきた時代に考える、自分らしい働き方

「とりあえず安定した仕事に就きなさい」
子供の頃、親や先生からそんな風に言われた記憶はありませんか?

でも、いざ社会に出てみると、誰もが知っている大企業が突然早期退職を募ったり、新しいテクノロジーの登場でこれまでの仕事が一変したり……。「一体、何が本当の安定なんだろう?」と、ニュースを見ながら心がモヤモヤしてしまうこと、ありますよね。

今回は、激動の時代の中で転職を経験し、働く場所を変えてきた私のリアルな目線から、「これからの時代における“安定”の本当の意味と、自分らしい働き方の見つけ方」について、綺麗ごと抜きでお話ししたいと思います。

時代の変化にちょっぴり不安を感じている方の心が、少しでも前を向くきっかけになれば嬉しいです。

「会社が守ってくれる」という安定が終わった、リアルな現実

まず、私たちが受け入れなければならない少し厳しい現実から書かせてください。

かつての日本社会における安定とは、「有名で大きな会社に入ること」や「公務員になること」でした。一度入社すれば、定年まで身分と給与が右肩上がりに保障される、いわばレール型の安定です。

しかし、今の時代はそのレール自体が途中で途切れたり、形を変えたりするのが当たり前になりました。会社の規模や歴史は、もう私たちの未来を100%守ってはくれません。

「会社という『箱』の安定に依存しすぎることこそが、実は一番のリスクになってしまう時代なんです」

もし、会社の看板がなくなったとき、自分の手元に何も残らないとしたら……。そう考えると、急に足元がグラグラするような怖さを感じるかもしれません。でも、これは決して絶望的な話ではないんです。むしろ、「会社に縛られずに、もっと自由に生きていいよ」という、新しい時代の幕開けだと私は捉えています。

これからの「本当の安定」とは、自分のなかに育てるもの

会社が守ってくれないのだとしたら、何が私たちを支えてくれるのでしょうか。

これからの時代の本当の安定とは、組織にしがみつく力ではなく、「どこに行っても、どんな変化が起きても、自分はなんとかやっていける」という、自分に対する信頼感(自立したスキルとしなやかさ)です。

それは、何も「誰もが認める超一流のプログラマーになる」とか「起業して成功する」といった大層な話ではありません。もっと身近で、誰にでも育てられるものです。

  • 目の前の仕事に対して、「なぜこれをやるのか」を自分の頭で考えて動ける自律性
  • 新しい道具やルールが登場したときに、「とりあえず触ってみよう」と面白がれる柔軟性
  • 社外の人とも、誠実に信頼関係を築いていけるコミュニケーション力

こうした、ポータブル(持ち運び可能)な姿勢や経験こそが、どんな不況や時代の変化が来てもあなたを助けてくれる、最強の盾であり矛になります。本当の安定は、会社の金庫の中ではなく、あなた自身の経験の中にしか存在しません。

「自分らしい働き方」をデザインするためのヒント

「これからの安定」の意味が分かったところで、じゃあどうやって自分らしい働き方を見つけていけばいいのか。明日からできる小さな意識の変え方を2つご紹介します。

1. 会社の看板を外した「自分の名前」で仕事を意識してみる

普段の業務の中で、「〇〇会社の社員として」ではなく、「一人のプロの〇〇さんとして、目の前の人(顧客や同僚)に何ができるか」を意識してみてください。この小さな視点の切り替えが、あなたの仕事の質を高め、社外でも通用する本当の評価へと繋がっていきます。

2. 自分の「心地よさの基準」を数字以外で持っておく

年収や会社の知名度といった「外側の数字」だけで仕事を選ぶと、変化の波に揉まれたときに心がポキッと折れてしまいます。「私は定時に帰って家族とご飯を食べる時間が一番大切」「私はチームでアイデアを出し合っている時間が一番ワクワクする」といった、あなただけの内側の基準(価値観)を大切にしてください。それが、あなただけの航海図になります。

最後に:変化の波を、軽やかに乗りこなしていこう

時代が変わる、常識が変わる、と言われると、まるで大きな津波に立ち向かわなければいけないようなプレッシャーを感じてしまいますよね。夜、ひとりで将来のことを考えると、ため息が出てしまう気持ちも本当によく分かります。

でも、大丈夫です。レールがなくなったということは、「あなたが歩く場所すべてが、あなたの新しい道になる」ということですから。

今の職場で少しずつ新しいスキルを試してみるのもいい。これまでの経験を引っさげて、もっと自分を活かせる環境へ転職してみるのもいい。すべての選択肢は、あなたの手の中にあります。

不完全でも、回り道をしても大丈夫。あなたが自分の頭で考え、悩みながら選択した一歩一歩は、確実にあなたの中に「本当の安定」という強い根っこを育てています。

誰かに決められた安定ではなく、あなた自身が「これが心地いい」と思える本当の安心を、自分の手で少しずつ作っていきましょう。あなたのこれからの挑戦を、私はいつでも、ここで全力で応援しています!