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職場でついやってしまう行動から見る、あなたの仕事タイプ

突然ですが、みなさんは日々の仕事中、無意識のうちに「ついやってしまう行動」ってありませんか?例えば、頼まれてもいないのに会議室のホワイトボードをきれいに消して帰ったり、誰かのデスクが散らかっていると書類を揃えたくなったり。あるいは、社内チャットの返信が誰よりも早かったり……。

かつて私も会社員として働いていた頃、自分の仕事が進んでいないのに、後輩の「困ったな……」という独り言が聞こえると、つい手を止めて話を聞きに行ってしまう癖がありました。当時は「もっと自分の仕事に集中しなきゃダメだな」と反省ばかりしていたんです。

「効率的に動けない自分は、ビジネスパーソンとして失格なのだろうか」

でも、転職を経験し、たくさんの職場で様々な人と働くうちに気づいたことがあります。その「ついやってしまう行動」こそが、あなた自身も気づいていない本当の強みや仕事のタイプを教えてくれる貴重なサインなのだ、ということです。今回は、職場の日常的な行動から、あなたの隠れた「仕事タイプ」を紐解いていきましょう。

1. ついやってしまう行動でわかる、4つの仕事タイプ

オフィスやリモートワークの画面の向こうで、あなたが自然と取っている行動。それは、あなたの脳と心が最も得意とする役割を示しています。

① 「社内チャットのレスが爆速」なあなたは:【突破口を開く、切り込み隊長タイプ】

メッセージが来たらすぐに打ち返す、頼まれたタスクにすぐ着手する。そんなあなたは、圧倒的なスピード感と行動力を持っています。じっくり計画を練るよりも、まずは動いてみて軌道修正する環境が向いています。物事をスピーディーに進める現場で、チームの推進力となる最高のエンジンです。

② 「マニュアルの不備やズレが妙に気になる」なあなたは:【組織を守る、ガーディアンタイプ】

共有ファイルのフォルダ分けが乱れていると直したくなったり、プロセスの矛盾にいち早く気づいたりするあなたは、高い分析力とリスク管理能力の持ち主です。周囲が見落としがちなミスを未然に防ぎ、組織のクオリティを底上げする、いなくてはならない守護神です。

③ 「悩んでいる人の気配にすぐ気づく」なあなたは:【調和をもたらす、チームの潤滑油タイプ】

「あ、あの人ちょっと疲れてるかも」「会議で発言できていないな」と気づき、さりげなく声をかけられるあなたは、抜群の共感力と調整能力を持っています。数値には見えにくいですが、職場の心理的安全性を保ち、チームの崩壊を防ぐキーパーソンです。

④ 「誰も気づいていない新しいアイデアを妄想する」なあなたは:【未来を照らす、クリエイタータイプ】

単純作業の最中に「これ、もっとこうしたら面白くない?」と新しい企画や改善策が次々と浮かんでしまうあなたは、高い創造性を持っています。既存の枠組みに収まるのは少し苦手かもしれませんが、変化の激しい時代にゼロから価値を生み出す才能を秘めています。

2. 現実は甘くない。強みは「弱み」の裏返しというリアル

自分のタイプを知ると少し嬉しくなりますが、ここで少し現実的なお話もさせてください。ビジネスの世界において、こうした「ついやってしまう強み」は、一歩間違えると自分を苦しめる弱みに変わるという表裏一体のリアルがあります。

例えば、レスが早い「切り込み隊長」は、細かい確認を怠ってケアレスミスを連発しがちです。周囲に気が配れる「潤滑油」の人は、他人の仕事まで引き受けて自分がキャパオーバーになってしまいます。妄想が得意な「クリエイター」は、日々の地味なルーティンワークでミスを連発して評価を落としてしまうことも珍しくありません。

「自分の行動が裏目に出て、職場で怒られてばかりいる」という環境にいるなら、それはあなたの能力が低いからではありません。単に、あなたのその行動特性(タイプ)を活かせない、噛み合わないポジションにいるだけの可能性が高いのです。

3. 自分を改造するのではなく、「活きる席」を探そう

多くの人が「自分のダメなところを直して、完璧な社会人になろう」と努力します。でも、苦手なことを平均並みに引き上げる努力は、想像以上に心がすり減りますよね。

  • お節介で自分の仕事が遅れるなら、それが正当な業務になる「育成やサポート」の職種を目指してみる。
  • 細かい作業でミスをしてしまうなら、自分が大枠のアイデアを出し、実行は得意な人に任せられる「企画や営業」の環境を探してみる。

このように、自分を無理に変えるのではなく、あなたの「ついやってしまう行動」が、周囲から『それ、すごく助かる!』と感謝される場所を探すこと。それこそが、ストレスなく成果を出せる一番の近道です。

あなたのその無意識の行動は、立派な才能の原石です。それを「ダメな癖」として抑え込むのではなく、思いっきり輝かせられる居場所を、少しずつ探していきませんか?